本日6月2日(水)の活動報告です。
アジェンダ
1)STEAM Researchersとは
2)STEAM教育とは
3)今後の活動について
STEAM Researchersとは
STEAM教育研究コミュニティ「STEAM Researchers」とは、STEAM教育のインプットとアウトプットを共有するコミュニティです。
個人単位で研究プロジェクトを持ち、アウトプットを目指しながら、STEAM教育に対する理解と知識を深めていきます。
▼ビジョン
誰もが「0から1を生み出す創造性」を有し、アウトプットに対してワクワクしながら、自分らしく生きられる人で溢れる世界を作る。
▼活動内容
INPUT|STEAM教育を知る
OUTPUT|プロジェクトの実践
OUTPUT|共同プロジェクト(フレームワーク開発)
STEAM教育とは
科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)。アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。
出典:STEAM教育って?
Q. なぜ「Art(創造性)」が必要なのか?という問いがあると思います。
よく「AIに代替されないために創造性は必要」という文脈が語られることがありますが、AIに代替されないためのだけのArtなのか、またArtだけ学べば良いのかという問題提起をしました。
その上で、芳賀が考える「STEAM教育を構成する3つの要素」をご紹介しました。
1つ目の「ITリテラシー」
AIやテクノロジーを正しく理解することでそれらを使えるようになります。
テクノロジーは万能ではありません。テクノロジーが得意なこと・不得意なことを知ることで上手にテクノロジーを活用できるようになります。所謂「コンピューターサイエンス」と言われる領域の理解が必要になるということです。
2つ目の「創造性」
STEM領域というのは再現性があるため模倣されやすくあります。逆にArtには再現性がないので模倣されにくいです。
私は、STEM + Artという足し算ではなく、STEM x Artという掛け算だと考えています。理数的なものに創造性を組み合わせることで「イノベーション」を実現する。これを実践的に指導するのがSTEAM教育であると位置付けています。
3つ目は「脱専門性」
STEAM教育とは、S・T・E・A・Mの領域を横断することで学びを実現します。
MIT Media Lab 教授 兼 デザイナーのNeri Oxman氏は「時代の先端を行く個人あるいは組織において、一つの肩書きでは説明できない時代になってきている。 」といいます。
日本においても、複数の肩書きを持ち、マルチに活躍する方々が注目を集めていますね。
また、Oxman氏は次のように続けます。
「Art・Design・Engineering・Scienceの四象限の境界を越境する脱専門的態度がこれからの時代には必要だ。 」
それが、創造性を永続的に生み出すサイクル「The Krebs Cycle of Creativity」です。
「The Krebs Cycle of Creativity」を元にSTEAM教育の手法をフレームワーク化したのが芳賀恵里香の提唱する「ASEDAS CYCLE」になります。
AIやテクノロジーの進化によって、私たち人間の仕事はAI・ロボットに代替される時代がきます。けれど、創造性 x テクノロジーによって革新(イノベーション)をもたらすことができるのも人間だけの強みです。あなたはそんな未来を怖いと思いますか?それともワクワクしますか?
今後の活動について
▼今後の進め方について
・月2回程度で定例で会合を開催
・3回ほど、集中インプットの機会(勉強会)を行う
・4回目以降で、どんなArtコンテンツにも対応するSTEAM教育手法(ワークフレーム)の開発を行っていく
▼どんなディスカッションが必要か?
・我々独自のSTEAM教育の定義が必要
・Artの定義とArtが必要な理由を話し合う
→その上で、我々の理念・ビジョンに沿ったフレームワークを開発する
▼フレームワークの形式について
・Artは、絵画・音楽・スポーツなど、どんなコンテンツがのっても展開できる共通要素で土台を作る必要がある。
・教育理論・手法体の模式図、教育手法のフロー(手順)を構築したい
例)STEAM pyramid by Georgette Yakman
▼次回までの宿題
・STEAM教育の定義を自分でつくれるようになる
→そのために、国内外の情報を集めて、次回の会合で共有する
メンバー募集中
ご参加を希望される方は、下記よりご連絡ください。
会合開始までにZoomの接続URLをメールにてお送りいたします。
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